カテゴリ:不動産取引についてのイロハ / 投稿日付:2024/02/01 14:16
早いもので2024年も2月に突入し、4月の新生活に向けて
お引っ越しを検討中の方も多い時期だと思います。
新居も決まり、新しい生活にわくわくする一方で
現在も賃貸物件に住んでいる人は、退去の手続きをしなくてはなりません。
今回の記事では、賃貸物件の『退去の流れ』について
お話したいと思います。
□まずは、管理会社や大家さんにご連絡を!!
賃貸物件に住んでいる場合、
いきなり「明日引っ越します」→「はい、どうぞ」とはなりません。
退去される時期がある程度定まったところで、
まずは、その物件の管理会社、あるいは大家さんに、
退去する旨を連絡をします。
物件によりますが、一般的な居住用の物件であれば
遅くとも退去の1カ月前までには、退去予告をしなくてはいけないケースが多いです。
例えば、3月末に引っ越すのが決まっているのであれば
2月末までには、ご連絡をいただくようになっています。
2月28日(2月29日)に連絡をしていただくとセーフですが
3月1日に3月末に退去しますとご連絡をいただいたとしても
4月分の家賃が発生してしまいます。
入居時には、家賃は日割り精算が一般的かと思いますが
退去時は、日割りとはならず、まるまる1カ月のお家賃が発生してしまう
場合が多いのです。
1日違いで大きな違いですので、とにかく引っ越しするのが
決まった時点でお早目の連絡をお願いいたします☺
管理会社と仲介業者を間違われる場合がありますが
管理会社や退去予告の時期等は、入居時に署名していただく
賃貸借契約書に書かれていますので、再度確認してみてくださいね^^
□引っ越しの手続き
新居も決まり、引っ越しの日が決まったら次は、
下記のような手続きが必要になります。
◎ライフライン(水道、ガス、電気)の解約(転居)手続き
◎火災保険の解約手続き
◎駐車場を別で借りている場合は解約の連絡
◎住所変更
◎郵便物の転送届
◎退去立ち合いの連絡
最後の項目について、引っ越しの日が決まると、入居者様には、
退去立ち合いのため再度ご連絡をしていてだきます。
これは、管理会社(大家さん)と一緒に室内の汚れや傷のチェックを行う
日程調整のためです。
そのため、引っ越しと同じ日でなくても大丈夫なのですが、
荷物や家具が無い空っぽの状態にして頂くようお願いしております。
その際に、鍵の返却、預けている人であれば敷金の精算、
経年劣化では考えられない汚れや傷がある様であれば、
原状回復の費用の約束などを行います。
原状回復の費用については、計算をして後日頂く流れになりますので
その場でご用意していただく無くても大丈夫です^^
参考までに→借主の「原状回復義務」について
退去の立ち合いが終了すれば、はれて無事退去終了となります!!
お疲れさまでした!
□まとめ
以上、退去の流れについてのお話でした。
3月から4月にかけては、引っ越しシーズンなので
引っ越しのご予定がある方は、まず、賃貸借契約書を確認してみてください!!
今回の記事が、みなさんのお役に立てれば幸いです。