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夫の持ち家は妻が相続できる?配偶者居住権について解説します
カテゴリ:お役立ちコラム  / 投稿日付:2022/01/18 06:00

「配偶者が亡くなってからの相続に不安がある」
「配偶者が亡くなってからもその家に住めるのか」
このようにお悩みの方は多いでしょう。

そこで皆様に知っていただきたいのが「配偶者所有権」です。
今回はこの配偶者所有権の概要を詳しくご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

□配偶者所有権とは?

まずは、配偶者所有権がどのようなものなのかを確認しましょう。
配偶者所有権とは、亡くなった方の持ち家に一緒に住んでいた配偶者が相続税などを払わずにその家に住んでいられるという権利のことです。

今まではこのような制度はなく、配偶者が家を相続する場合は相続税を払う必要がありました。
特に老後の資金などから相続税を払っている配偶者からすると、この制度があるのとないのとでは大きく違います。
年金などから出している生活費に少しでも余裕が出るのではないでしょうか。

また、以前は相続しなくても配偶者がその家に住み続けるということもありました。
しかし、相続登記を行っていないため、賃貸借の契約などでトラブルになることが非常に多かったのです。
登記は時間が経つと面倒なトラブルになることが多いです。
このような事情を解決するためにも配偶者所有権という制度ができたのです。

お金や家に関する悩みが一気に軽くなりますので、ぜひこの制度を利用してみてくださいね。

□配偶者居住権は必ず設定しなくてはいけないのか?

配偶者所有権を設定するかどうかはご自身で決められます。

しかし、きちんとその場所に住む権利をもっておくということは非常に大切です。
何かあった時に手続きがトラブルなく進められたり、スムーズに行えたりするというメリットがあります。

特にぜひ配偶者所有権を設定してほしいのは、その家以外に旦那様の遺産がない方です。
このようなケースでは、旦那様が亡くなった後の生活に心配が残ります。
もしかしたら、高額な相続税を払えずに生活費を切り詰めることになるかもしれません。

そのような場合は、ぜひ配偶者所有権を設定して相続した家にかかるお金を削減しましょう。
そうすることで、旦那様が亡くなった後の家計が少しでも楽になるでしょう。

以上の条件に当てはまる場合は、ぜひ配偶者所有権を設定してみてください。
きっとお金に関する悩みが少しでも軽くなるでしょう。

□まとめ

今回は配偶者所有権について詳しくご紹介しました。
配偶者所有権を利用することで、生活費や老後の資金を少しでも多く残せるでしょう。
ぜひご利用ください。

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