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好機逸すべからず!未完成物件は未完成でも購入できます!
カテゴリ:不動産取引についてのイロハ  / 投稿日付:2023/02/14 14:24

気に入ったエリアで、分譲地が造成されていたり、
建売住宅やマンションが建てられていると、
「完成したら購入しよう!」と決意される方いらっしゃると思います。
しかし、その判断少し遅いかもしれません。
実は、不動産は未完成の状態でも一定の条件をクリアすることで契約することができるんです。
今回の記事では未完成物件の契約についてお話したいと思います。



□原則では禁止の未完成物件の売買


矛盾しているようですが、売主が宅建業者の場合、
未完成物件の売買はできません。
一般のお客様が完成した物件を想像する事が難しことから
業者ではないお客様を保護するためにです。

しかし、下記の条件をクリアすれば、契約に進むことができます。
①手付金の保存措置を行うこと
(手付金を第三者に保管させる等の方法で保全すること)

②手付金保存措置が不要の場合
 (未完成物件の場合、手付金が5%以下かつ1000万円以下であれば保全措置は不要)

つまりは、手付金の金額が重要になってくるんですね。
(建物の場合は建築確認が、分譲地の場合は開発許可がおりていることが大前提です!)


初めて見る広告でも既に「ご成約済」と記載されているのは
おそらく造成中(建築中)に購入者があらわれた人気エリアだったり素敵な建物なのでしょう。
ただし、早い者勝ちだからと言って未完成物件の購入には、多少なりともリスクを
伴います。どのようなメリット・デメリットがあるかみていきます。


□未完成物件を購入するメリット・デメリット


メリット
 ①条件のいい区画・気に入ったデザインの建物が選べる

 ②タイミングによっては、内装も選べる可能性も
 ➂建築中・造成中の様子が見れる
 
完成済の物件、特に建売住宅では、出来上がってしまったものを購入することになりますが
未完成物件であれば内装や設備関係・コンセントの位置等細かい所も選べる可能性がありますし
建築中の様子が見学することができ、半分注文住宅みたいな感じで安心にも繋がりますね(^^♪

デメリット
 ①イメージと完成したものが違う 
 ②金額
 ➂建てたいハウスメーカーを選べない場合も

一般的には、完成したばかりの建売住宅や分譲地は、売り始めの価格が一番高く
どんどん値下がりがあったり、価格交渉ができたりするのですが
未完成物件の場合一番高い金額で購入することになるので
デメリットをあげるのであれば、金額が挙げられます。
しかし、気に入った物件の値下がりを待っていると
その前に他の買主が現れることも十分考えられます。
「高くても絶対にここがいい!」と強く思った物件であれば
デメリットとも言い切れないかもしれませんね(^o^)丿

また、分譲地の場合「建築条件」が付けられていて指定の工務店・ハウスメーカーが
あるかもしれませんね。
購入した後に、ここの工務店がよかったのにな…とならない様に
建築条件は必ず確認してみてくださいね^^
もしくは、建売住宅の計画プランがある場合は、間取りや仕様を見せてもらったり
過去の施工例を見せてもらい、見た目や金額が希望に沿ったものかどうか
施工会社に聞いてみるのもひとつですね。


□まとめ


以上、未完成物件の購入について、でした!
建築中の建物や造成中の土地には看板が出ていることが多いので
気になった物件があれば、広告のポスティングを待つ前に
まずは電話をかけてみて相談してみましょう♪
今回の記事が皆様のお役に立てば幸いです。

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